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闘病記5-3

10月2日

という訳で(ちょっと日が経ってしまいましたが)隠し砦の三悪人、サイコーでありました!これぞ映画、娯楽、爽快…
これを観たのは理由がありまして、「S.W.」とは勿論スターウォーズのことなんですが、これは1977年の製作だったかな?(いわゆる最初の、エピソード4と呼ばれるヤツのことです。)
当時ワタクシは中学生?高校生?忘れちゃった、けど、スターウォーズは公開前から大評判、アメリカでは既に大ヒットしてたんだっけな?日本には半年くらい遅れて入って来るのが常だったですからね。社会現象まで引き起こしておりました。
音楽は既にサントラ盤が2枚組のレコード(!)で発売されており、ワタクシもお小遣いを引っ張り出して、レコード買いましたよ!高かったけど。(当時で4000円くらい?高っ!)
どれ程面白くて画期的な映画なんだろう?とワクワクドキドキしながら満を持して観に行きました。確か、名古屋駅のシネラマ名古屋。(今はもう無いでしょうね。)当然満席!
映画、始まりました。テーママーチと共に、例のナレーション。そして宇宙船の攻防と話は進み…
アレッ?これ面白いか〜?
C3POとかR2D2とかチューバッカとかハン・ソロとか魅力的なキャラも出て来て、なんとオビワンはイギリスの名優、アレックギネス!
ん、でもでも何か薄っぺらいと言うか、内容もそんな無い感じ…
最後にはそんなこんなあって、遂にルークがアレックギネスの言葉通り、照準器を外して理力(フォース)のみでレーザーを発射!遂にデス.スターは、ピーターカッシング扮する(往年のホラー映画俳優。ここら辺のキャスティングは素晴らしい)ナントカ提督(忘れた)と共に大爆発したのでありました。ナンジャコリャ。
で、最後の授与式でレイアから勲章を受け取ったルーク、ハン・ソロ、ピカピカにしてもらったキカイ2体、そしてサルは、特にサルは喜んで咆哮し、大円団を迎えるのでありました〜、て、ナンジャ〜コリャ〜!!!!
面白くも何ともないし、話も薄っぺらい。内容は、ただルークって若造がレイアって姫に会って助けて、ルークの伯父さんが殺されて、アレックギネスに会って、ブシューブシュー言う黒いのがいて、ギネスがそいつに殺されて、最後いつの間にかルークが討伐隊に加わって、フォース?でデス・スターぶっ飛ばしました。終わり。えーーーーーー!
面白くも何ともない!これに世界中が熱狂してんのーーー!?
というのが初めてスターウォーズを観た時のワタクシの偽らざるキモチでした。いや、僕だけでしょう。つまらないと感じたのは。いや、きっとそうに違いない。(でもジョージルーカスもコケること見越してどっかの島に逃げてたって話だから、本人もヒドイとは思ったのでありましょう。)
後に思った事ですが、最初オビ・ワン役としてそれこそ三船敏郎先生にオファーが来てたそうです。それを三船先生、何をトチ狂ったか蹴ってしまわれた。まぁ、しょうがないですね。こんなにヒットするとは当時誰も思ってなかったでしょうから。しかし、もしもこの時三船オビ・ワンが実現していたら、オビ・ワン、騎士団、フォースの意味合いもずっと深く、ダースベーダーとの対決ももっと素晴らしいものになって、それ以後のスターウォーズの内容も相当違っていたのでは無いかと思うのです。もったいない…アレックギネスはもちろん世界的な俳優ですが、フォースという精神世界を表現するには薄っぺらいわな…やっぱり日本人じゃなきゃ。ジョージルーカスも当時はわかんなかったんでしょうかね。うーん、でもルークの衣装は柔道着だし、隠し砦の三悪人からプロット引っ張ってるし、極めて日本的なんだよなぁ。分かってるハズ。それか「七人の侍」の菊千代様、つまり世界のミフネにおいでいただくのが恐れ多いと思ったのか…ザンネンではあります。
さて、言いたい事は(自分でもよく分からなくなって来ましたが)ワタクシの長年の疑問、エピソード4がこんなデキなのに、何故続編が作られたのか。何故このデキで世界的ヒットを飛ばせたのか!?
シリーズ物だとしても、最初の一作がしょーも無ければ、アメリカのプロデューサーはカネ出さないはずなのです。
でも確かにエピソード4は世界的大ヒットを飛ばしましたからね。それがまたナゾ。こんなギモンを持つのは世界中でもワタクシくらいのもんかも知れませんね。
こういう単純な話をアメリカ人は好きなのか、だからなのか、とずっとムリに納得して来ましたが、後にスターウォーズには元ネタが有って、それがこの「隠し砦の三悪人」だ、と聞きまして、仕事の合間にDVDで!観てみた訳です。そしたらコレは面白い!!
佐藤勝御大のテーママーチも素晴らしい!(時代は違えどスターウォーズよりいいんじゃないか?)そして全てが素晴らしい!
でもこの隠し砦の三悪人が元ネタというほどのものでは無いなーと。
確かにC3P(千秋実先生)とかR2(藤原鎌足先生)とか、プロットとか最後の戴冠式のとことか、ここからネタ取ってるんだろうな、とは思うけど、元ネタという程ではない。結局、隠し砦の三悪人を観終わった後、隠し砦の三悪人という映画、そして黒澤明というカントクや、脚本家、スタッフ、キャストは素晴らしい!という結論で終わってしまい、スターウォーズエピソード4は一体どこが面白いん?というギモンで残ってしまった訳です。

そしてスターウォーズはご存知のとおりいわゆるエピソード6まで作られて、一応の製作を終えました。
最後まで観てみたのですが、まぁそれと言った感激もなく、終わった終わった、もう2度と観ることはないだろう、と思っておりました。

そして数年後?またエピソード1から3が作られることになりましたが、テレビなんかで宣伝バンバンやってましたが長年見る気になりませんでした。
しかし、ある時気付いたのです。
シリーズを通して流れるあのナレーション。
はるかはるか昔のこと。銀河系のどこか
ン、はるか昔?これって未来の話しじゃなくて、昔昔の話なの!?と。
それで何となくエピソード1から3をDVD!で借りて観てみたのです。そしたら、知らなかった!…面白い!!!
結局は銀河連合(だっけか?)と暗黒帝国(だったっけ?)の戦いの話ですが、これが現実のロ○チャVSロ○ク○ェラーの戦いに(ちょっとちがいますけどねー)ソックリなのです。そしてその戦いのきっかけになったのが貿易交渉のもつれからであったという現実的な内容!
そしてアナキンが暗黒面(ダークサイド)に落ちてダース・ベイダーとなり、アナキンとパメラの間には双子の子どもがー!その子供が実はー!
……面白い!!!
ジョージルーカス先生、最初からこれを作ってくださいよ!と言いたくなりました。
これが作りたかったがためのエピソード4から6だったのですか?と言いたくなりました。(でもルーカスの頭に最初からこの神話しはあったのかな?ちょっとギモン。まぁ、誰かの構想にはあったのでしょう。)
そしてもう一つ、エピソード4から6は、はるか昔の話、当然エピソード1から3は、もっと昔の話。
でも1から3は文明がもっと進んでいて、(空飛ぶ車や住居や)そして4から6は戦争後の、荒廃した世界です。つまり、時代が古ければ原始社会である、という訳では無いのです。
これを現代に置き換えると、実は今我々は歴史始まって以来の最高の文明期を迎えているとばかり思っているが、実は現代は荒廃してしまった後の世界であって、もっと以前(1万年、2万年前、縄文時代と言われる時代など)は今よりずっと文明が進んでいて、フリエネや空飛ぶ無人自動車、浮かぶ住宅…そんな中で暮らしていた世界であって、今やっとそれを思い出してきた。そういう時代なのだ、ということを教えるための映画であった。そんなふうに言えるのではないか。だからこそ、本当の製作者は誰かなのかは知らないけれど、どうしてもこの6話を作る必要があった。だからこそエピソード4はヒドイ出来だったけど、いいや、とにかくヒットさせろ〜!
とヒットさせたのだ、と、思うと(妄想すると)辻褄が合う気がするのです。皆さんは多分僕が何を言いたいのか解りませんね。当然です。自分でも何書いてるか分からなくなりました。

以上、ワタクシのモウソウでした。
長くなってしまいましたが、結論、やっぱり黒澤映画は面白い!ということです。結果それかい!
スターウォーズはいいので「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「生きる」を見て欲しいです。初期のモノクロの黒澤映画はサイコ~!という結論でした。ちゃんちゃん。